今度は札幌市の
気軽な散策コースを
紹介します。
今回は老若男女がのんびり楽しく筋肉痛にならずに散歩できる天神山緑地(てんじんやま)を紹介します。
札幌の開拓の歴史の跡も残す札幌市豊平区にある標高89mの天神山をてっぺんに広がる緑地です。
そして近くにはラーメンの有名店「純連」回転ずしの人気店「トリトン」があり散歩後小腹が空いたらちょっと立ち寄ることもできます。
札幌市には2,470箇所ほどの大小の公園があり政令指定都市の中で最も公園の多い都市となっています。
確かに至る所に公園があり、公園が多すぎて公園に人がほとんど見かけない事も。
2022年の天神藤はこちらから↓
道内外に良く知られている札幌の公園あげると:
天神山緑地は知名度は高くないですが地元住民には気軽に疲れず散歩できる場所として親しまれています。
天神山緑地までの交通手段は地下鉄、車、自転車等で行きます。
地下鉄南北線、澄川駅下車 徒歩15分
地下鉄南北線 南平岸駅下車 徒歩20分
駐車場有
天神山緑地
数か所ある入口に設置してある看板
天神山は標高89m、札幌の山の中でも一番低い山で約4万年前に支笏湖を形成した火山から出た火砕流の体積からなりそれを豊平川が寝食し扇状地となり山となって現在の地形になりました。
すでに1万年前ごろから縄文文化が始まりその後アイヌ文化跡も見つかり明治時代には入植者が入り平岸村が造られ用水路が完備するとりんごの苗木が植えられてりんごの一大産地になりました。
戦後宅地化が進みりんご園も姿を消していきました。
その当時を歌にした石過啄木の碑や平岸りんご園歌碑が天神山緑地内に建立されています。
平成になり平岸開墾120年を記念して山の上に日本庭園、桜の植樹が行われ、庭園の前には天神山アートスタジオが造られました。
天神山の名前の由来はここは元々福岡県出身の南部源蔵氏所有の山でした1903年その南部氏が大宰府天満宮の神様を移して平岸天満宮を建て天満宮の神さまが「天神さん」と呼ばれてたことからきています。
縁起の良い名前ですね。
さっぽろ天神山アートスタジオ
札幌市豊平区平岸1条18丁目2条17丁目1番80号
開館時間:8:45~21:00★休館中
定休日:月曜、年末年始
電話: 011-820-2140
2014年に建てられた国内外のアーティストが宿泊かつ仕事場として使用できる部屋や一般の方のミィーティングやワークショップに使える部屋も備えています。
建物内に天神山緑地の無料休憩室のスペースもあります。ただ昨年から続くコロナ感染病のためインターネットを活用したりしていますが本格的な文化的活動は残念ながらできないようです。
奥に桜の木を植林した場所があります。
日本庭園
アートスタジオの前にある日本庭園、5月19日現在まだ水が入っていません。
相馬神社
札幌市豊平区2条18丁目1番の1号
電話:011-831-3413
https://jinjasapporo.net/find-shrine/%E7%9B%B8%E9%A6%AC%E7%A5%9E%E7%A4%BE/
相馬神社は天神山アートスタジオの前の日本庭園と背中合わせに建っていますので裏側から入って参拝することも出来ます。
1871年(明治4年)に仙台藩からの入植者により、札幌神社(現在の北海道神宮)の遥拝所として祭事を執行したことが起源になります。
1902年(明治35年)に福島県相馬市の相馬太田神社よりご分霊を賜ったことで相馬神社という名称になり1916年(大正5年)に現在の場所に移転しました。
相馬神社の御祭神は天之御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)
鳥居から本殿を見る。
相馬神社のご神木シバクリの木。樹齢300年以上です。
平岸通りから見た相馬神社の参道。かなりの急こう配です。左横に少し緩やかに蛇行した坂道があり参拝者はそこを上り下りしています。
見どころ
天神藤(藤棚)
2021年5月25日再度天神藤を見に行きました! 満開です。
2021年5月25日、満開の天神藤です。とてもいい匂いです。
2021年5月19日現在2~3部咲き
樹齢200年以上の藤の木で北海道内最古と言われています。
天神藤は天神山の山すそに住んでいた山際廣昭氏が個人で所有していました。
2016年に山際氏より札幌市に寄贈され鉄わくが施され天神山緑地の見どころの一つになりました。最盛期にはかなりの見物客が集まります。
2021年5月19日、藤をアップで撮りました。
山から階段で私有地の間にある藤棚へ降りて行けます。
八重桜・エゾヤマザクラ
2021年5月19日 天神山アートスタジオへの道ぞい八重桜とエゾヤマザクラ
八重桜は満開ですがエゾヤマザクラは散り始めています。
天神山緑地の遊歩道
天神山緑地の目印:●さっぽろ天神山アートスタジオ●日本庭園●相馬神社●天神藤(藤棚)
平岸通り側の入口
平岸通り側の入口
ここからは藻岩山が望めます。
緩やかに道の先にはアートスタジオ
そこかしこにベンチがあり屋根付きの休憩場ではお弁当を広げている人も。
りんご園だった頃のなごりのりんごの木々
りんごの花
平岸通りの反対側の、国道453号線側の天神山緑地入口
国道453号を平岸に向かって5分程歩くと回転ずし「トリトン」の看板が見える
こちらは札幌ラーメン「純連」平岸通り沿い。澄川駅がら歩いて天神山緑地に行く途中に相馬神社山門の隣にありコロナで自粛中でもいつもお客さんが入っています。
平岸通り澄川駅方面 奥に相馬神社の急坂の参道と純恋は隣り合わせ。
最後に
今回は老若男女がのんびり楽しく筋肉痛にならずに散歩できる天神山緑地を紹介しました。
この週末5月22,23日は天気が良ければ道内最古の天神藤が見ごろにると思います。また公園内には300本の八重桜とエゾヤマザクラが植えられており八重桜は満開を迎えています。
開拓の歴史りんご園の面影を残した天神山にはなだらかな散策路がいくつもあり、木陰にはベンチを設置、
人と密になることなくゆっくりくつろげます。
加えて平岸通り沿いにはさっぽろラーメンの有名店「純連」、国道453号線沿いには回転ずしの人気店「トリトン」がありお腹がすいたらちょっと立ち寄ることもできます。
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