創業102年の歴史を持つ札幌の老舗のお菓子屋「千秋庵」は2022年10月に同じく札幌の菓子メーカー「きのとや」のグループに入り伝統的な和菓子の技術生かしながら和洋折衷の新しいお菓子作りしています。
そのお菓子作りは「巴里銅鑼(パリドラ)」、「生ノースマン」と行列のできるヒット菓子につなげています。
そして今年3月15日にもち米を使ったあんぱん「大福パン」を発売しました。
今時米粉を使ったパンは珍しくありませんが主原料にもち米(北海道産)を用いるのは聞いたことがありません。
どんな味か食べたくなり発売の翌日3月16日に千秋庵丸井今井札幌店に出かけましたが既に売切れでした。
*2023年9月現在は並ぶこともなく簡単に購入できます。
それではと丸井今井札幌店の開店時間は10時30分開店なので念のため1時間前に行きましたが行列はなし。
丸井今井札幌店地下2階、小鳥のひろば側入口で待ち、開店の30分前頃にやっと人垣ができ始め開店と同時に売り場にダッシュ!
店員さんに購入希望数を聞かれ希望の個数分の紙チケットが配られました。
用意した紙のチケット400枚がなくなれば売切れです。
3番目に「大福ぱん」購入後、周りを見ると店舗をぐるりと囲む行列ができているので開店30分前にはデパートに到着することをお勧めします。
「大福パン」の生地はもちもち食感でもち米の香りがし今までにない面白い食感でおいしかったです。
このパンに対しては好みが別れると思いますがハマれば大好きになるかも?!
ぜひ一度食べてみてください。
このあんぱんはおもしろいぞ!!!
大福パン
- 購入日時:3月21日
- 購入場所:千秋庵丸井今井札幌店大通館 地下2F
- 価格:税込(購入時)
- 味の感想は個人のし好によります。
- 品揃い、販売条件等変更になる場合があります。
大福パン
皮には北海道産のもち米、あんは十勝産あずきを使用
パッケージは昔あんぱんを販売していた頃のものをリバイバル。
見た目は大福のビジュアル、生地の表面はわざと焦げ目をつけずに焼き上げてるとのこと。重さは約68g
生地には主原料のもち米粉を使用しています。
大福という名からのび~る感じを想像してしまいましたが伸びずもちもちした生地です。
中のあんはつぶあん、しかし思いのほか滑らかな舌触りでつぶあんとこしあんの中間でした。
もちもちした生地に少し塩気があり、あんこの甘さを引き立てています。
一般的なあんぱんと全く違う見た目と食感ですがおいしいです。
サイズは8センチ×10センチ程でコンパクト。
米粉を使っているせいか食べ応えがあり腹持ちも良いように思いました。
翌日もそのまま食べましたが味は変わらなくおいしかったです。
*生地が固くなった場合はレンジで温めることを勧めています(目安:600Wで5秒)
購入場所
●札幌市中央区南1条西2丁目11
●営業期間:10時半~19時半
●電話 011-205-2071
最初は丸井今井札幌店で販売し4月からは千秋庵直営店でも販売しています。
千秋庵店舗(最初に行った3月16日11時半ごろ大福パンは売切れでした)
3月21日10時半ごろ木製のパンケースにたくさん並ぶ「大福パン」
丸井今井札幌本店大通店地下2階「小鳥のひろば側玄関」
その他の購入場所
●千秋庵札幌エスタ店(2023年8月31日閉館)
千秋庵札幌エスタ店、店頭
5月16日、12時半に千秋庵エスタ店に立寄ったところまだ販売していました。
ここは60個ほどの販売口数だそうです。
もちろんラッキーとばかり買ってしまいました。
購入条件
●朝10時半に1日分の販売数400個→600個に増量が店頭に並ぶ
●個数制限なし(5月11日現在)
並んでいるお客に購入希望数の紙チケットを配り無くなり次第終了という感じです。
30分ほどで完売になるとのこと。
私は1時間前に着いていましたが実際は開店30分程まえに玄関口に行列ができ始めました。
千秋庵
今年で創業102年目を迎えた千秋庵の始まりは函館からです。
1860年に秋田県藩士、佐々木吉右衛門が函館で創業し(千秋庵総本家)その後明治から昭和にかけてのれん分けした一つが札幌千秋庵です。
そして札幌千秋庵から独立した帯広千秋庵がのちの「六花亭」になりました。
看板商品はノースマンの他に文豪も愛した熊の姿が刻まれた山親爺せんべいがあります。
昨年101年目にして「きのとやグループ」の一員になり和菓子の伝統を残しながら洋菓子の技術を取り入れ和洋折衷のお菓子作りに舵をきりました。
おわりに
今回の新作「大福パン」の主原料にもち米を用いたのは北海道はもち米生産量日本一なのに消費に関していえば低迷。
そこで北海道のお菓子メーカーとして道産食材のもち米をお菓子に使うことで道民に認知度を上げたいという思いから原料に選んだとのこと。
今回のあんぱんは長年培ってきた和洋折衷の技術を使い食べやすいサイズに作り上げました。
千秋庵が生き残りをかけ発表してきたお菓子はどれもヒットしています。
これからもどんどん北海道の材料を生かした新しいお菓子にチャレンジして行って欲しいと思います。
●巴里銅鑼についてのブログ↓
●生ノースマンについてのブログ↓
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