千歳鶴酒ミュージアム訪問
二条市場から東に向かって
歩くと10分ぐらいで着きました。
札幌の酒蔵、千歳鶴で知られる日本清酒(株)のミュージアム兼ショップに立寄りました。きっかけは3週間程前にNHK北海道が放送した番組、「北海道道」で千歳鶴の女性杜氏の仕事ぶりについて紹介していたからです。酒の仕込みの時期、寝食を忘れ会社に泊まり込みして酒造りをしている姿に圧倒されました。
その女性杜氏が作った希少な酒米、愛山(あいやま)をあえて2割しか磨かず仕込んだお酒千歳鶴を購入しようと思い訪ねました。
日本清酒(株)千歳鶴
140年の歴史のある北海道内でも1,2位を争う古い酒造で札幌市中央区豊平川沿いにあり、清酒の他に余市ワインのワイナリーを持ち、ことぶき味噌も製造している。
住所:〒060-0053 札幌市中央区南3条東5丁目2番地
工場見学ができる建物です。
歴史
明治5年(1872年)石川県能登からきた柴田興次郎衛門が創成川のほとりで造り酒屋「柴田酒造店」を開いたのが初めです。柴田商店はその後品質向上に努め発展していきました。明治30年には同業者を束ね「札幌酒造合名会社」を設立、大正13年には株式会社に変え昭和3年に8企業を合わせ現在の日本清酒株式会社になり統一銘柄を千歳鶴にしました。
千歳鶴酒ミュージアム
2002年にオープン。明治中期に伊達市にあった味噌醤油蔵の古材を利用した天井梁が老舗の酒蔵の雰囲気を醸し出しています。
住所:〒060-0053 札幌市中央区南3条東5丁目1番地
オープン時間
★10:00~18:00
★定休日:年末年始
★電話:011-221-7570
千歳鶴の命でもある仕込み水。コロナ感染症対策のため今は味わうことができません。
かつて実際に使われていた仕込み樽等
味噌醤油蔵の梁をつかった店内
名物の酒かすアイスクリームが味わえます。
日本清酒(株)の余市ワイン販売コーナー
至る所に酒造が使っていた道具が置かれ歴史表が掲げられている。
令和2年酒造年度札幌国税局主催新酒鑑評会にて「千歳鶴」が道産米吟醸酒の部と吟醸酒の部で最高位の金賞を受賞。5年連続最高金賞受賞の表彰状
工場見学
酒の仕込み時期の冬以外月曜~金曜日、事前予約で10名から千歳鶴を作る丹頂蔵を無料で見学できます。3階建ての蔵内はエレベーターはなく歩いての見学です。
酒
4月9日、NHK北海道放送「北海道道」で紹介された道内唯一の女性杜氏市澤智子さんが会社に泊り込みながら他の杜氏たちと一緒に造った酒。酒米愛山を2割しか磨かず仕込んだ千歳鶴が置いてありました。MCの2人が放送内で試飲しおいしかったようです。市澤さんはいずれ自ら酒米を栽培してお酒にしたいと抱負を語っていました。
千歳鶴を味わってみる
自宅用に1本購入、税込1320円
急遽夕飯は鍋にしました。昼間10℃以下と寒かったので丁度良かったです。
普段お酒はワインを飲み日本酒は蕎麦屋で口にする程度。まず冷やし、グラスではなくおちょこで少しづつゆっくり味わいました。甘口と聞いていたのですが甘ったるい感じは全くなくすっきりとした美味しいお酒でした。お燗にするとまた違う味が楽しめるそうです。リピート確実です。ただ放送直後に完売し、現在手に入りますが数量限定品なので早めに「宅飲み用」に購入されるとよいかと思います。
日本酒もいいかも!
と新たな発見がありました
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