夏空の下サイクリングを
楽しみました。
暑かったけど….
前回はここを訪れたのは4月下旬のオープンの前日、貸自転車を借りることが出来なくてくてくと徒歩で広い公園内を歩きました。いい運動になりましたが疲れた~
でも心配なことがよく乗る高速バスの窓から見えるモエレ山の山肌が遠目にも7月なのに何だか茶色っぽっかたから……
自転車を早速借りて公園内へ一なんとやっぱり芝が茶色に変色している……普段なら濃い緑で覆われるのに札幌は1か月程晴天続きで雨なししかも高温、危惧していた通りになりました。
緑いっぱいの中、深呼吸しながらサイクリングする予定だったけど人の少ない園内のサイクリングロードはそれでも気持ち良かった。
そして公園内の名所の一つプレイマウンテンから眼下に見える景色は思いっきり広く地球の上にに立っているような錯覚が起きいつ来ても別格な気分になります!!
この公園の設計者、イサム・ノグチの理念「地球を彫刻する」からくるモエレ沼の空間の広さに心と体がほぐれていくようです。
モエレ山
サイクリングしているとキタキツネが道路を横切りそうですね。
モエレ沼公園
札幌市東区モエレ沼公園1-1
開園時間:7:00~22:00
休園日:なし
入場料:無料
駐車場:無料
彫刻家イサム・ノグチが基本設計したことで知られるモエレ沼公園は札幌市東区にある大きな公園(東京ドーム40個分)、公園一周は3.75Kmで近くには丘珠空港や農業体験施設「さとらんど」等があります。
概要
1982年に札幌市市街地を緑のベルトで囲む「環状グリーンベルト構想」の拠点公園として計画され着工。1988年に札幌市の計画を知ったイサム・ノグチが札幌市を訪問し、ごみ埋め立てに使用されていたモエレ沼の公園化を長年温めてきた大地を彫刻として表現する場所として選びました。訪問したその年の内に2000分の1の模型を作り基本設計を完成させた一か月後に急逝。その後札幌市はイサム・ノグチ財団等の協力もありイサム・ノグチの構想をそのまま生かし着工から23年、2005年に完成させました。
イサム・ノグチ
1904年に詩人で英文学者の野口米次郎とアメリカ人の編集者のレオニー・ギルモアの間にロサンゼルスで生まれ幼少期を日本で過ごしアメリカとフランスで彫刻を学びました。
戦後は従来の彫刻の枠に囚われない大地を彫刻に見立てた作品を発表し20世紀を代表するアーティストになりました。身近なところでは「akari」、用と美を兼ねた和紙の照明シリーズはよく知られています。
香川県牟礼市にイサム・ノグチ庭園美術館があります。
1969年から当地に住宅とアトリエを構え20年に渡ってニューヨークと行き来しながらを続けました。
園内施設
- ガラスのピラミッド:モエレ沼公園のシンボル的な施設でイサム・ノグチを紹介するギャラリー、多目的スペース、レストランが入っています。
- モエレ山:標高62m、山頂へは簡単に登ることができ公園全体を見渡すことができ冬はスキーやそり遊びを楽しめます。
- 海の噴水:公園の中央部にカラマツ林の中の噴水、イサム・ノグチによる生命の誕生、生命の息吹を感じさせる設計
- プレイマウンテン:高さ30mピラミッドや古代の遺跡を思わせる公園の中心造形
- モエレビーチ:ごく穏やかなすり鉢状の敷地の中央部にイサム・ノグチの平面造形による浅い池が設けられています。夏には子供たちの歓声が聞こえます。(2021年はコロナ対策のため中止)
- ミュウージックシェル:舞台は直径15mコンサートや舞踏のパフォーマンスができます。
- アクアプラザ:アクアプラザから水が噴き出し全長150mのカナールをゆっくりと流れていきます。(2021年はコロナ対策のため中止)
- テトラマウンド:直径2mのステンレス柱の組合せによる高さ13mの三角錐
- サクラの森:遊具エリア
モエレ沼公園入口橋の上から
ガラスのピラミッド、モエレ山
モエレ山(標高62m)登り階段
手前休止中のアクアプラザ、普段ならここから水があふれカナールに水が流れます。
ミュージックシェル
プレイマウンテンからみたミュージックシェル
プレイマウンテンへの緩やかな登り道
反対側のピラミッド型の部分、子供たちが昇り降りしています。
花崗岩でできたピラミッド部分の階段
手前テトラマウント
カラマツ林、中央に海の噴水
海の噴水、13時15分からの40分ロングバージョン
芝生の小花が目にやさしい
ガラスのピラミッド
6月1日~8月31日(9:00~20:00)9月1日~11月3日(9:00~19:00)
第1月曜日休館
ガラスのピラミッド
1階部分
2階と3階部分
1階にフレンチレストラン、お弁当やアイスクリーム等を売るテイクアウトショップ、飲み物の自販機があります。
ガラスのピラミッド1階
ガラスのピラミッド2階
1階グッズ売場
イサム・ノグチの彫刻(常設)1階
2階部分にはギャラリー
藤沢レオ展:7月22日~8月22日
入場:無料
藤沢レオ作 柱の研究、他の作品はモエレ沼公園内(モエレ山、サクラの森)に配置されています。
●3階にはイサム・ノグチギャラリー(9:00~17:00)
イサムノグチの書籍や映像等でノグチの足跡を紹介しています。
アクセス
- 地下鉄東豊線「環状通東駅」下車+中央バス東「69」あいの里教育大駅行か東「79」中沼小学校通行に乗換モエレ沼公園東口下車
- 夏季定期バス(4/29~11/3の間土日祝、7/19~8/31毎日運行)★モエレ沼公園内バス停に発着
- 地下鉄東豊線「環状通東駅」からビ「68」モエレ沼公園行(サッポロビール園発)
- 地下鉄南北線麻布駅/東豊線栄町駅から「麻26」
- 大通バスセンター/JR苗穂駅から中央バス「東9」でモエレ沼公園行 私は地下2階の大通バスセンターからモエレ沼公園にこれで行きました。毎時20分発です。車の場合はホームページでご確認ください。
貸し自転車(公園東口)
●貸し自転車(2時間)普通車200円 1時間延長100円
乳幼児用バスケット付 300円 1時間延長150円
4/29~10/15 9:00~17:00
10/16~11/8 9:00~16:00
●無料の車いす・ベビーカー貸出あり(ガラスのピラミッド1F)
●コインロッカー2か所(レンタサイクル横休憩所内・ガラスのピラミッド内)
イベント
第5回全国高校生生け花バトル 北海道大会
7月25日 13時~無観客 ライブ配信あり
場所:ガラスのピラミッド
第4回の全国大会の模様のライブ配信をYouToubeで見ました。なかなかの力作を選抜された高がが活けていて面白かったです。
第9回モエレ沼芸術花火2021
荒天の場合は中止
9月4日(土)モエレ沼公園特設会場
有料の花火大会です。当日券は扱ってないとの事。
詳しい内容は下記をクリックしてください。
モエコス
9月11日(土)10時~19時
参加費:2500円
モエレ沼公園内の施設でのコスプレ撮影
去年のコスプレ撮影もイサム・ノグチの設計の施設で行われたようです。
紅葉を楽しむミニ盆栽
紅葉のきれいなもみじを使っての盆栽教室
9月25日(土)10時~12時
会場:ガラスのピラミッド倉庫
小学生以上10名(小学生の場合保護者付)、参加費500円
応募方法:8月25日(火)9時から先着順受付
モエレ沼公園管理事務所:011-790-1231
まとめ
久しぶりに行ったモエレ沼はこのところの雨不足と高温で見事にこんがりきつね色です。毎夏必ず訪れる場所ですが緑が褐色になってしまった光景は見たことがありません。
しかし都会の中で大地を見渡し思いっきり呼吸が出来るところを他に知りません。プレイマウンテンの天辺に立ち眼下に見えるノグチのデザインした施設の置かれる景色は地平線に続く広さを感じさせます。
なんだか地球の上に乗っかているような錯覚!?が好きです。
一雨降ればモエレ沼も
また緑に戻るはず!
雨よ降れ~
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